物足りない気持ちの時にオススメしたい漫画

 

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メタモルフォーゼの縁側

 

メタモルフォーゼの縁側(1-5巻 全巻)

www.mangazenkan.com

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著者:鶴谷香央理

 

ハーブティーを飲んでリラックスしているような作品

 

 

こんな時に読んでほしい

 

  • ほっこりしたい

  • 自己表現が苦手

  • 自分の考えを人に伝えるのが怖い

  • つい理性が働いてしまう

  • 感覚でものをえらべない

  • 損得勘定が強い

  • やってもらうのが苦手

  • 今が苦しくても将来を優先

 


あらすじ


道教室を開く75歳の市野井雪(いちのい ゆき)。「綺麗…」思わず手に取ったのはBL漫画。続きを注文する雪さんと知り合った書店でアルバイトしている高校生の佐山うらら(さやま うらら)。BL漫画をきっかけに仲を深めていくストーリー。


精神的年齢差を感じさせない作品。

好きなものに夢中になっている2人に癒やされてしまいます。

 

 

思考の共有は幸せの入り口


好きなことを共有する相手はなかなか見つからない。

見つけた時は宝物を手に入れたような気分になってしまう。


癒やしとは人と人のつながりでしか手にすることはできないようなきがする。


買い物してステキなものを買ってもエステに行ってきれいになっても仕事で昇進しても誰もいない世界では虚しい。


一緒に喜んでくれる相手がいることにとても幸福感を感じてしまいます。

 

自分の好きなことを心から喜んでくれる相手がいることっていいなと思える作品。

 

 

 

自分のことで精一杯。それもいいのだけれども。私は相手のことを考える余裕を持った人たちに救われています。


主人公の同級生英莉(えり)

彼女は勉強ができるし彼氏もいるし美人。人から羨ましいと思われる女の子。


しかし作中の中ではどこか物足りなさそう。なんでも手に入れていてもなにかが満たされない。


自分のことで精一杯の時ってそんな感じ。


物語の後半で彼女は留学に行くのだが行ったら幸せになれるのだろうか。


自分のことだけをやることは本当に自分の幸せなのだろうか。


未来のことに一生懸命なのは悪いことではないが今の自分が置いてけぼりになってしまう。

 

一方でこの2人のちょっとした優しさのやりとりが心地よいのです。


私は主人公うららが待っている間、雪さんに椅子を差し出す優しさや、雪さんの「カレー作ったんだけど食べていかない?」がとても好き。

 

そんな優しさに支えられて今日まで生きてます。

 

好意でしてくれることのお返しを考えてしまうのが私の悪い癖。

私には優しさを受け取るのもなかなか難しいのです。


素直に受け取ることが相手も自分も幸せと感じるのだと教えてくれた作品。

 

 


ステキなものを見てすてきだと素直に思える感覚


雪さんは『きれいな絵』に惹かれて思わず手にとったのがBL漫画でした。


きれい。ステキ。なんだか説明はつかなくてもひかれてしまうことってありますよね。


だけどその後に理性的な自分、周りの目を気にする自分が出てきて感動を壊していくのです。


ステキをそのまま受け取れるっていいですね。


うららと同じ好きがつながって幸せが2倍になりました。

 

 


見る側から伝える側へ


私の娘大学生の長女のお話。

なんだかものたりない感覚。何が好きか、何がしたいかわからなくなったと言いました。


去年まで彼女は受験生。


感覚を捨てて必死に勉強。そんな彼女を見守ることしかできない私。そして第一志望の大学に合格し大学生になりました。

 

大学を合格して楽しいことが待っているっと思っていた長女。

ところがなんだかたりない。なんだかわからないけど寂しい。なんだかむなしい。なんだか疲れるという感覚。

 

好きなものを封印し続けた結果、自分の好きなことがわからなくなってしまったのです。

なにもしたくないという感情しかない状態。


そんな彼女があるインスタグラマーの作品をみて感覚を徐々に取り戻していきました。


彼女は私に言いました。

好きな事はあったけど気づかないようにしていたんだ。だって気づいたら夢中になって時間がなくなっちゃうのが怖かったと。


久しぶりにキラキラした彼女を見て私も嬉しくなりました。


表現し、伝える全ての皆様に感謝です。

 

ステキな作品を見て、憧れて自分の感動を伝えたくなってそうやってどんどん世界にステキなものが広がっていく。


いろいろなアイディアを出し合って切磋琢磨し、感動を共有していく。


あなたの感動が誰かの感動につながります。


そんなふうに思える作品です。

 

 

まとめ

素直な気持ちを大切に。

今の自分を楽しませましょう!


旦那さんと登ろうと思っていた展望台。当時できたばかりで2時間待ち。今度のぼりましょうと旦那さんに提案したが登ることなく旦那さんは亡くなった。


また今度があると思っていたのよね

と思った雪さんが今を大切にする現在の雪さんを作ったのだと思う。


ついつい未来を考えてしまうけどその通りになったことってほとんどない。


経験していくなかで未来は作られるものなのだと思える作品でした。


皆様お忙しい日々をお過ごしかと思いますが、少しでも今の自分がしたいことをする日を作ることで心が満たされますよ!